20021225

トップ 新規 編集 差分 一覧 Farm ソース プレゼンテーション 検索 ヘルプ PDF RSS ログイン

 プランタンモレトゥス博物館

この博物館は「16世紀創業当時の印刷所跡、印刷者邸宅を生かした世界有数の印刷出版系博物館です。アントワープ(ベルギー)にある同館には15世紀以降の貴重な書籍、版画類が数多く残されて」いるそうです。

アントワープに旅行したのはこちらの博物館を訪ねることが目的ですが、私自身の目的ではなく、おまけで随行したことになります。結果として、高価な資料に触れることができたことは、本当はすごいことなのかもしれません。その価値がわかっていないように思いますが・・・。

 36行聖書

(「36行聖書」プランタンモレトゥス博物館所蔵)

インキュナブラ[1]とか言われても、さっぱりわかりません状態の私ですが、(もちろん、博物館での展示ではなく、特別に許可された図書室での閲覧において)この資料を実際にこの手で触ることができました。といっても、もちろん手袋をしてですが・・・手袋をしていても力が入ってしまってやぶけてしまうのではないか、くしゃみをしてつばを飛ばしてしまうのでないか、思わず出来心でそのまま小脇に抱えて逃げ出してしまうのではないか、と、とても恐る恐る触ったので、あまりよくわかりませんでした(というか、リラックスしてもわかりません・・・笑)。

36行聖書とは何か、ですって?・・・すいません、わかりません。ただ、現存部数が少ないため、物によっては、グーテンベルグが印刷した42行聖書よりも高価といわれている資料です。

しかしながら、残念ながら、ほとんど知識がなく、このような資料を扱ったこともないため、はっきり言って、2枚目をめくるぐらいですでに飽きてしまいました・・・このような資料に興味を持っている研究者の方々には大変申し訳ないことです・・・そのようなわけで、この資料を詳細に分析しようとしている一緒に行った人を貴重書閲覧室に置いたまま、一人で博物館内を探索していました。

 博物館内の撮影

中庭以外は撮影禁止となっていたので駄目もとで、職員の方に写真を撮ってもよいか聞いてみました。するとフラッシュさえ焚かなければ、特別に撮影はOKということでしたので、撮りまくりました。しかし、いかんせん腕がないため、99.8%の写真が真っ黒でした。


まず撮った写真が螺旋階段です。ヨーロッパの洋館には多いのかもしれませんが、けっこう高さのある螺旋階段でして、思わず撮ってしまいました。

 印刷機

慶應がグーテンベルグ聖書を購入したときに、展示会を行い、なぜか外人のエキストラ(たぶん印刷職人ではなく、そこらへんの見目麗しい外国の人?)を雇って、いかにも印刷職人風の格好(提灯帽子にスカート風の)をさせて、手引き印刷機の横に立たせていましたが、そのときに、以下のような写真の印刷機を初めて目にしました。その後、印刷博物館などでも似たようなものを見かけましたが、この博物館は印刷専門の博物館だけあって、このような手引き印刷機が大量にありました。そのような印刷を専門にやっている人にとっては、微妙な差異が面白いのでしょうが、私個人としては、誰かにそのような違いを教えてもらえないとわかりません状態でした。博物館内の小さな部屋を回っているときには、たまたまなのか、ほとんど他の見物客に会いませんでしたので、触りたくってしょうがありませんでした。

  • [1]インキュナブラ【いんきゅなぶら】incunabula 15世紀(厳密には活版印刷術の発明された1450年代から1500年12月31日までの間)にヨーロッパで刊行された活字本の総称。揺籃期本または初期刊本ともいう。写本の字体を模倣した活字が使われ、紙のほか獣皮紙も使用され、さらに写本のような彩色をほどこすこともあった。語源は、ゆりかごを意味するラテン語cunabulaで、印刷本の意味を表すようになったのは18世紀後半になってからである。インキュナブラの総合的な目録としてはドイツの◆Gesamtkatalog der Wiegendrucke◆がある。これは1925年に編纂が開始されたが、第二次大戦で中断された後、最近になって作業が再開された。この目録によれば、インキュナブラの総数は約4万と推定され、その4分の3はラテン語の著作である。
36行聖書1.jpg ルーベンス?.jpg 印刷機.jpg 貴重書閲覧室.jpg 螺旋階段.jpg

最終更新時間:2004年12月04日 00時16分17秒